有馬記念館

柳川藩主・有馬家の足跡を辿る場所

久留米市にある有馬記念館は、柳川藩主・有馬家にまつわる歴史や文化を今に伝える貴重なスポットです。
戸時代から明治にかけて久留米藩を治めた有馬家にまつわる品々が数多く展示され、藩主の甲冑や武具、姫君たちの雛人形や化粧道具など、当時の生活や文化を垣間見ることができます。

館そのものは昭和35年に郷土資料の調査・保存を目的として当時の株式会社ブリヂストン社長石橋正二郎氏より寄贈され、その後改修を経て現在に至っています。

落ち着いた雰囲気で歴史資料をじっくりと見学できる

館内は落ち着いた雰囲気で、歴史資料をじっくりと見学できる空間となっています。有馬家が実際に使用していた甲冑や刀剣、茶道具、書画などが多数展示されており、そのどれもが細やかな職人技と高い美意識を感じさせます。特に有馬家は茶の湯文化を大切にしていたことで知られ、展示されている茶器や掛け軸からは当時の侘び寂びの心が伝わってきます。
また、年に数回開催される企画展では、普段は見ることのできない貴重な資料やテーマごとの展示が行われます。

有馬記念館は、久留米城跡の本丸内にあり、周囲には篠山神社など歴史的な名所も点在しているので散策をしながら久留米の文化や有馬家の歴史に触れることができます。