旧門司三井倶楽部

旧門司三井倶楽部は、三井物産の社交倶楽部として造られた門司港レトロを象徴する洋館です。

現在の旧門司三井倶楽部は、一階がレストランやイベントホール、二階には「アインシュタインメモリアルルーム」、門司出身の女流作家「林芙美子記念室」となっており、国の重要文化財に指定されています。

ハーフティンバー様式と呼ばれるヨーロッパ伝統の木造建築工法で作られたもので、木造の骨組みの間を漆喰やレンガ、石などを使って埋めて壁が作られ、木造の骨組みがそのまま外観デザインのアクセントとなっています。本館の内装には、ドア枠、窓枠、大階段の親柱などに幾何学模様のアールデコ調の装飾、ステンドグラスやモザイクスタイルが施されています。

アインシュタイン博士が全国を講演する為に来日した際に宿泊した部屋は、当時の寝室や居間が内装をそのままに「アインシュタインメモリアルルーム」として復元・保存され、一般公開されています。